雇用期間中の契約社員でも、退職代行SARABAは使える?
できれば即日退職したいけど、満了前にいきなり辞めたら損害賠償とかに発展しないか不安。
本記事では、こういった疑問に答えます。
結論、退職代行SARABAは契約社員でも利用OKです。
ですが正社員と異なり、雇用期間が定められている契約社員は即日退職するにあたって条件を満たす必要があります。
とはいえ、ハードルは高くないのでSARABAを利用すれば簡単に即日退職できます。
記事の内容
- 契約社員が退職代行SARABAで即日退職するための条件
- 契約社員の即日退職と損害賠償
- 契約社員を辞めるのにSARABAがおすすめな人
- 実際にSARABAで契約社員を辞めた人の口コミ
- 契約社員がSARABAで即日退職する流れ
記事のまとめ
- 退職代行SARABAは契約社員でも使える
- 契約社員が即日退職できる条件は下記の4つ
- 労働条件が説明と異なる
- やむを得ない事由
- 1年以上の契約&勤務
- 5年以上の契約&勤務(一部の職種)
- 契約社員の即日退職は損害賠償の対象(でも心配不要)
目次
退職代行SARABAで契約社員が即日退職する条件
原則として、契約社員は即日退職できません。
なぜなら契約社員は雇用期間も契約のうちであり、期間中は働く必要があるから。
ですが特定の場合は、契約社員でも即日退職ができます。
契約社員が即日退職できる条件は、下記の4つです。
- 労働条件が説明と異なる
- やむを得ない事由
- 1年以上の契約&勤務
- 5年以上の契約&勤務(一部の職種)
労働条件が説明と異なる
実際の業務内容や給与などが事前の説明と異なる場合、いつでも退職できます。
具体的には「事務職と聞いていたけど、実際には営業もやらされている」などが該当します。
労働基準法第15条(労働条件の明示)
使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。
② 前項の規定によつて明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。
③ 前項の場合、就業のために住居を変更した労働者が、契約解除の日から十四日以内に帰郷する場合においては、使用者は、必要な旅費を負担しなければならない。
引用:e-GOV
厚生労働省が指定する「明示する労働条件」は下記の13項目です。
下記項目の説明と実態が異なる場合、ただちに退職できます。
- 契約期間
- 業務を行う場所・業務内容
- 就業時間・残業・休憩・休日
- 給与の計算・支払い・昇給
- 退職・解雇
- 退職手当(退職金)
- 臨時給与・ボーナス
- 労働者負担の食費・備品
- 安全・衛生
- 職業訓練
- 災害補償・業務外の疾病
- 表彰・制裁
- 休職
やむを得ない事由
やむを得ない事由があれば、契約期間中でもすぐに退職できます。
やむを得ない事由とは、「それは満了まで働くのは無理だよね」という理由です。
やむを得ない事由の例として、下記があります。
- 心身の不調(病気など)
- 家族の介護
- ハラスメント
- 給与の不払い

僕は正社員でしたが「心身の不調」を理由に即日退職しました。
1年以上の契約&勤務
1年以上の契約を結んでいる、かつ1年以上勤務している場合はいつでも退職できます。
例えば契約期間が3年、勤務が1年3ヶ月であれば、会社に申し出ることで明日にでも退職できます。
ただし専門的な職種など、一部の例外アリです。(詳しくは後述)
労働基準法第137条
期間の定めのある労働契約を締結した労働者は、(-省略-)当該労働契約の期間の初日から一年を経過した日以後においては、その使用者に申し出ることにより、いつでも退職することができる。
引用:e-GOV
5年以上の勤務&契約(一部の例外)
労働基準法では一部の例外(専門的な職種など)を除いて、3年以上の契約は禁止されています。
労働基準法第14条(契約期間等)
労働契約は、期間の定めのないものを除き、一定の事業の完了に必要な期間を定めるもののほかは、三年(次の各号のいずれかに該当する労働契約にあつては、五年)を超える期間について締結してはならない。
一 専門的な知識、技術又は経験(以下この号及び第四十一条の二第一項第一号において「専門的知識等」という。)であつて高度のものとして厚生労働大臣が定める基準に該当する専門的知識等を有する労働者(当該高度の専門的知識等を必要とする業務に就く者に限る。)との間に締結される労働契約
二 満六十歳以上の労働者との間に締結される労働契約(前号に掲げる労働契約を除く。)
引用:e-GOV
一部の例外とは下記に該当する人です。
- 専門的な知識・技術が必要
- 満60歳以上の労働者
上記に該当する契約社員は、先述の「1年以上の契約&勤務による退職」の例外です。
例外に該当する契約社員であっても、勤務が5年を超える場合は、2週間前に申し出ることでいつでも退職できます。
民法第626条(期間の定めのある雇用の解除)
雇用の期間が五年を超え、又はその終期が不確定であるときは、当事者の一方は、五年を経過した後、いつでも契約の解除をすることができる。
2 前項の規定により契約の解除をしようとする者は、それが使用者であるときは三箇月前、労働者であるときは二週間前に、その予告をしなければならない。
引用:e-GOV
契約社員が退職代行SARABAを使うと損害賠償になる?
結論、損害賠償を請求される心配はありません。
その理由は、即日退職の4つの条件が法的に認められているからです。
即日退職の条件(いずれか)
- 労働条件が説明と異なる
- やむを得ない事由
- 1年以上の契約&勤務
- 5年以上の契約&勤務(一部の職種)

法律で定められた方法なのに、損害賠償なんて言われたら困りますね。
SARABAは契約社員の即日退職にあたって、これらの条件をしっかり示した上で会社に交渉します。
そのため損害賠償の心配はありません。
逆に4つの条件を知らずに一方的に退職届を叩きつける方法は、損害賠償のリスクがあると言えます。
「損害賠償を請求する!」と言われても問題なし
退職を伝えたら、「損害賠償だ!」と言われた方もいるのではないでしょうか。
実際に言われた場合でも心配いりません。
なぜならほとんどの場合は、脅し・引き止めを目的とした認められない請求だからです。
会社が損害賠償を主張する理由として下記の2つがありますが、どちらも心配不要です。
- 採用に費用がかかっている
- 売り上げが減った
採用に費用がかかっている
「お前一人雇うのに〜円かかっているんだ!」というパターンです。
確かに従業員を雇うには、1人あたり60万円近くのコストがかかります。
そのため、採用後すぐに退職する社員に採用コストを請求しようと考える会社も存在します。
しかし採用コストは、退職を原因に発生するものではないため請求は認められません。
実際、退職にともなう採用コストの請求は裁判で否定されています。
横浜地方裁判所(平成29年1月19日)
雇用契約とあわせて1年間の継続勤務に合意した労働者が1年以内に退職。
会社は採用コストの82万円を労働者に請求。
横浜地方裁判所は「因果関係は認められない」として請求を棄却。
売り上げが減った
「お前がいきなり辞めたせいで売り上げが〜円減った」というパターンです。
一方的な都合で契約社員を退職すると、損害賠償が認められるケースがあります。
東京地方裁判所(平成30年6月13日)
証券会社に勤める労働者が契約期間中に職務を放棄して同業他社に転職。
東京地方裁判所は、債務不履行および不法行為として、損害1,000万円+弁護士費用100万円の支払いを労働者に命じる。
即日退職の条件を満たしている場合は請求されません。
契約社員を辞めるのに退職代行SARABAがおすすめな人
SARABAの利用がおすすめなのは、下記の人です。
- 会社とのやりとりを丸投げしたい
- 自分で対応できる自信がない
前提として、即日退職の条件を満たしていれば退職届を会社に提出するだけで辞められます。
ですが実際にそれをすると、ほぼ100%会社から「お怒りや事情聴取の電話」がきます。
会社からの電話に労働基準法などの根拠を示して自分で対応できる人は、SARABAは必要ありません。
「とにかく今すぐ退職したいけど、自分では対応できない」という人は、交渉権のあるSARABAに任せてしまうのがいいでしょう。
退職代行SARABAで契約社員を辞めた人の口コミ
「退職を切り出すと無視される職場でも無事に退職」
男性/24歳
退職の話をすると無視をされ、都合が悪いと電話を切られてしまう。
退職届の書き方もわからないし、この状況からの退職の方法がわからない。
このままだとやめられないと思い、SARABAを利用しました。
SARABAを介して退職届を送ると、拒否されず無事に退職できた。
参考:退職代行SARABA
「役立つアドバイスをもらえて安心感があった」
女性/20代/介護職
契約満了となる前に辞めたくなり、我慢できずに利用しました。
ただ、規定や規約に則る形式では満了日までは勤めなければならず、コチラでは退職日の調整という交渉を依頼しました。
労働法などについては、弁護士に改めて依頼する必要になりましたが、それでもアドバイスは大いに役立ちましたし、安心感になりました。
もう少し、費用がリーズナブルなら良かったかなと思います。
退職代行SARABAで契約社員が即日退職する流れ
SARABAを使った契約社員の即日退職は、下記の5ステップで進みます。
- 無料相談
- 支払い
- ヒアリングシートの記入
- 退職届を郵送・退職代行の実行
- 退職
無料相談
まずはLINE・電話・メールからSARABAに問い合わせをします。
無料相談は24時間いつでもOK、回数制限などは一切ありません。
支払い
相談に納得し依頼を決めたら、料金24,000円(税込)を支払います。
支払い方法には、クレジットカード・銀行振り込みの2種類があります。
ヒアリングシートの記入
ヒアリングシートでは、退職代行に必要な「勤務状況」や「会社情報」などをSARABAに伝えます。
「情報を伝える」といっても、送られてくる項目をコピペして回答するだけです。
ヒアリングシートは下記の15項目です。
- 氏名・生年月日・住所・電話番号・メールアドレス
- 職種・雇用形態・勤続年数
- 会社名・所属部署・会社の連絡先
- SARABAから会社に連絡する日時の希望
- 4.は公休・欠勤・無断欠勤・出勤のどれか
- 退職希望日・有給を消化するか
- 最終出勤日
- 退職理由
- 会社から退職書類を送ってもらう住所
- 会社と直接のやりとりを希望するか
- 会社から借りているもの(備品など)
- 会社から返却して欲しいもの(私物など)
- その他、会社に伝えて欲しいこと
- 無料の転職サポートを希望するか
- 本人確認のための身分証

上記は僕(正社員の即日退職)Ver.なので、若干異なりますが、だいたいは同じです。
退職代行の実行・退職届を郵送
ヒアリングシート回答した希望日時になると、SARABAから会社に連絡が入ります。
その間に、退職届などの必要書類を作成して会社に郵送します。
用意する書類は下記の3つです。
- 退職届
- 加入届
- 要望書
必要書類は全てテンプレが用意されているので10分程度で作成できます。
退職
SARABAからの連絡、書類の到着の両方がそろうと退職が成立します。
退職の成立から1〜2週間経つと、離職票などの退職書類が会社から送られてきます。
まとめ:退職代行SARABAなら契約社員でも即日退職できる
契約社員であっても、退職代行SARABAを利用できます。
また条件を満たすことで、即日退職も可能です。
契約社員が即日退職するための条件は次の4つのうちのいずれかです。
- 労働条件が説明と異なる
- やむを得ない事由
- 1年以上の契約&勤務
- 5年以上の契約&勤務(一部の職種)
期間が定められている契約社員が、上記の条件を知らないまま退職しようとすると損害賠償のリスクが発生します。
また条件を知っていても会社は退職に猛反対するでしょうし、自分で対応するのはほぼ無理です。
「とにかく今すぐ退職したいけど、自分では対応できない」という人は、SARABAに丸投げしちゃいましょう。