こんにちは、しおざわです。
退職代行SARABAを使って、新卒で入った会社を1ヶ月半でやめました。
記事を読むとわかること
- SARABAを使ってみた感想
- SARABAでのぼくの失敗談
- 新卒1ヶ月半で退職した後悔や罪悪感について
- 会社を辞めた後の生活はどうか
この記事は「SARABAに依頼しようと思っているけど、あと一歩が踏み出せない」という方に読んで欲しい内容です。
記事を最後まで読むことで、リアルな感想、失敗を避けるための方法を知ることができます。
また会社を辞めた後の生活や心境の変化についても知ることができ、本当に自分がSARABAを利用して会社を辞めるべきかどうかがわかります。
目次
SARABAを使った感想
SARABAを使ったおおまかな感想としては「使ってよかった」です。
ぼくがそのように感じた理由を3つ紹介します。
SARABAを使ってよかった理由
- 毎日のストレスがなくなり、心が軽くなった
- 「いつでも辞められる」という安心感
- 27,000円の価値はあった
毎日のストレスがなくなり、心が軽くなった
ぼくはスーパーマーケットのお肉コーナーで働いていました。
当時の生活
- 10:00に開店のため、7:00から準備
- 閉店作業もあるので帰宅は早くても20:00
- 家が遠いので、帰宅後は食事をして寝るだけ
- パート/アルバイトが多いため、新入社員であっても指示を出さないといけない
今の生活
- 週4日のアルバイト(残業なし)
- 通勤は徒歩10分
- 好きな時間での在宅業務
正社員として働いていたころと比較して、仕事によるストレスがなくなりました。
アルバイトという肩書きには賛否があると思いますが、会社を辞めたことで心が軽くなったのは事実です。
「そのくらい大したことない」「自分の方が大変だ」なんて意見もあるでしょう。ですが、ぼくにとってはとても苦しかったです。
「いつでも辞められる」という安心感
SARABAを含む退職代行という後ろ盾があることで、「いつでも辞められる」という安心感がありました。
「退職は決めたけど、伝えられず辞められない」という悩みを考えなくていいのです。
本当に無理だと思ったら、ベッドにいながら会社を辞められるというのは心を楽にしてくれました。
Twitterでも同じような意見は見かけます。
退職代行サービス、昭和脳からすると辞める時くらい対面で言おうぜって思ってしまうんだけどそもそもこの考えが老害なんだろうな。代行会社のEXITさんは「即日退職OK」として「心理的安全の確保」をしているらしい。いつでも辞められることの安心感が仕事のパフォーマンスを高めるとのこと。感動した。
— まないた (@mnit6v6) February 27, 2019
27,000円の価値はあった
退職代行についてよくある批判
- 「退職の連絡だけで〜万円なんてもったいない」
- 「そんなやつは次の会社でも無理」
ぼくはそうは思いません。「本当に伝えるのがつらい」「まともに取り合ってくれない」という人は数多くいます。
ぼくは上司が怖く、もともと意見を言うのが苦手な性格もあり、退職を伝えることができませんでした。
その悩みを27,000円で解決できるならこんなに最高なことはありません。この考えは今も同じです。
さらに実際に使ってみると退職の連絡だけでなく、書類関連のサポートもあり、とても満足のいくサービスでした。
「自分でできないことを専門の業者に依頼し、代金を支払う」口にしてみれば普通のことです。
退職代行を使うことに後ろめたさを感じる必要はありません。
上司が退職を認めてくれなかったらどうしよう
会社を辞めるとなると必要なのが退職の理由です。
本来は退職理由を伝える必要はなく、「一身上の都合」で問題ありません。しかし会社によっては「正当な理由でないと認めない」などと主張してくることもあります。
SARABAを利用するにあたって理由はなんでもOKです。ぼくは「心身の不調」とSARABAのスタッフに伝えました。もちろん「一身上の都合」でも大丈夫です。
ぼくの辞めた理由【かなりわがまま】
参考までにぼくが会社を辞めようと思った理由を紹介します。
- 上司が苦手
- 部下が苦手
- 仕事上、新入社員でも指示を出さないといけない
- 遠い
- 楽しくない
- 好きなことじゃない
- クレームが怖い
「我ながらわがままだな」と思いますが、このくらい軽い気持ちで会社を辞めて大丈夫です。
退職は許可ではなく、通告
ネット掲示板2chの創設者である西村博之さんが自身のライブ放送で以下のように話していました。
内容はライブ視聴者からの退職に関する質問で、おもしろかったので紹介します。
視聴者「今の会社を退職させてもらえないので、民法627・628条に沿って無理やり退職しようとしています。ひろゆきさんなら退職を許してもらえない場合どうしますか。この状況でもう少しきれいな辞め方あるでしょぅか。」
ひろゆきさん「退職を許してもらうという考え方がよくわからない。気が弱いから「許してもらう」という考えになる。言えないなら退職代行とか使った方がメンタル削られない。退職は通告するものであって相手の許可は必要ない。気が弱く、退職を伝えたことによって相手に怒られたりが嫌なら真正面じゃない方法を使った方がいい。退職代行とかもあり」
参照:【ひろゆき】タイトル回収忘れて、タイトル変えるのも忘れるの巻。SNOW MELTを呑みながら。2020/12/09 W02
要約すると「退職に許可は必要ない。通告さえできれば退職は可能、言えないなら退職代行でも使えばいい」
たしかに法律上は申し出があれば退職は可能です。会社からの許可は必要ありません。
上記のような考え方をすると、退職への心理的なハードルを下げることができます。
SARABAを使って後悔・罪悪感はあるか
「退職代行なんて使ったら後悔しそう」という意見も多く見かけます。
「職場の人に迷惑をかける」「いきなりいなくなって心配させてしまう」などが理由に挙げられます。
そう言えばこの前、退職代行の弁護士の人と電話した。淡々と事情聴取されて、簡単に仕事辞めれそうだったのですげーって思った。けどそれが逆に怖くなってまだ辞めてない。簡単に辞めれすぎて後悔しそう。
— 栗助 (@kuri44990) November 23, 2020
後悔は全くない、罪悪感は少しだけあった
ぼくはSARABAを使って即日退職をしました。出勤するべき日にいきなり辞めたのです。
とてもつらく、早く辞めたかったので後悔はありません。しかし辞めてすぐは上司に対して罪悪感がありました。
上司の2人はいい人で、仕事もできました。嫌いじゃなかったです。
ただ「辞めたい」と言えないだけだったので、「いきなり飛んでしまって悪いことしたな」とは少しだけ思いました。
パートのおばちゃんは嫌いだったけど。
しかし罪悪感もすぐに消えました。今は「悪いことしたけど、まあいっか」くらいに思ってます。
「SARABAなんて使うべきじゃなかった」という気持ちは全くありません。
【思ってたのと違った】SARABAについて知るべき3つのこと
SARABAを含め、退職代行を使ってみると「思ってたのと違う」ということがあります。SARABAを使う前後での退職代行についてのぼくのイメージは以下です。
SARABAを使う前
自分の情報と会社の情報を伝えるだけでその日のうちに会社が辞められるなんて最高じゃん。寝て起きたら無職とか笑っちゃうな。
SARABAを使った後
意外とめんどうだった。ミスもあったし、でもまあ辞められたし最高。
想像と現実のギャップをなくすことで、依頼時の「なんか違うな」を減らすことができます。SARABAを使う前に知っておくべきことは3つです。
- 即日退職は100%ではない
- 要望は通るが、相談は微妙
- 「全てを丸投げ」はできない
即日退職は100%ではない
「SARABAを使えばいつでも会社が辞められる」というのは間違いです。民法によって退職を伝えてからも2週間の出社義務があります。
「じゃあ『即日退職OK』の宣伝は嘘なのか」というと、そうではありません。即日であっても、会社の合意さえあれば退職は可能です。
退職代行を使う人の多くが即日退職です。退職代行を使った次の日に出勤なんて嫌ですよね。
SARABAは依頼者の「明日から出勤したくない」という意思をしっかりと会社に伝えてくれます。
会社としては保険料などのコストを考えると、「どうせ来ないなら退職を認めよう」と処理をすることがほとんどです。
たしかに法律上では、2週間は会社を辞められません。
しかし会社はコストを考えると、即日退職を認めた方が得です。結果としてほとんどの場合で即日退職ができるというのが実態です。
要望は通るが、相談は微妙
SARABAからの連絡はマニュアル的です。しかしその分対応は早く、スピード感ある退職ができます。
ぼくはLINEで連絡をとっていましたが、平均2分で返信がきました。
初めての退職でわからないことが多く、不安だったため疑問をすぐに解決してもらえるのは非常に助かりました。
「会社にこうして欲しい」などの要望はSARABAを通して伝えることができます。たとえば「明日から出勤したくない」などです。
しかし「本当に辞めるか悩んでいる」「依頼した方がいいのか」という状態でSARABAを使うことはおすすめしません。
「絶対に辞める」という決めている人には最高のサービスです。
「全てを丸投げ」はできない
「依頼すればあとは勝手にやってくれる」というのは間違いです。
SARABAが行えるのは「退職の連絡・要望を伝えること・その他の交渉」に限ります。
退職届を含む書類の作成と提出は自分で行う必要があります。必要な書類のフォーマットは用意されているので簡単です。
フォーマットに従い作成し、会社に郵送は依頼者が行わなければいけません。
大したことではありませんが、「全てを丸投げできる」とは思わない方がいいでしょう。
ぼくのSARABAでの失敗談2つ
ぼくがSARABAを利用した時の失敗を2つ紹介します。ぜひ参考にして、同じミスをしないようにしてください。
ぼくはこの失敗で「止まない上司からの着信」「本当に辞められるのかという不安」を抱える時間が大幅に伸びてしました。
ぼくの失敗2つ
- 会社が休みの日を選んでしまった
- 新型コロナの影響を受けた
会社が休みの日を選んでしまった
ぼくがSARABAに依頼をしたのは土曜日でした。たまたま休みだったため、丁度いいと思い連絡をしました。
SARABAの担当者からの「本社は営業していますか」のメッセージで気づきました。
勤めていたスーパーマーケットがシフト制だったこともあり、本社が土日は休みであることをすっかり忘れていたのです。
続く日曜と月曜は出勤でしたが無断で休み、月曜のお昼前にようやく退職を決めることができました。
日曜の朝から月曜お昼前まで上司からの連絡が止まりませんでした。
ぼくはLINEをブロックし、携帯の電源をきることでなんとか時間を過ごせましたが、「もし辞められなかったら」ということを考えると本当に怖かったです。
SARABAを利用する時は会社に連絡がつくタイミングをしっかり把握しておきましょう。
新型コロナの影響を受けた
知っていてもどうすることもできませんが、失敗の1つと言えます。
新型コロナウイルスの影響を受け、スーパーマーケットは営業をしているものの、本社は在宅勤務に切り替わっていたのです。
その結果、会社の電話がつながらず、人事担当者とのやりとりがメールに限定されていました。
そのため退職の確定が月曜日のお昼まで伸びてしまったのです。
失敗からわかる確認しておくべきこと
- 会社の公式な連絡先(ネットなどに公開されているものに限る)
- 会社に連絡がつく日時
- その他のイレギュラー
SARABAの利用についての解説はここまでです。
以下は「実際に会社を辞めた後の生活」についての内容となっています。
SARABAで仕事を辞める方はこちら
会社を辞めた後の生活
新卒で会社を辞めたあとのぼくの生活を紹介します。「後が怖くて辞められない」という方の参考になれば嬉しいです。
貯金は2,3ヶ月暮らせる程度しかありませんでしたが、意外とどうにかなりました。
1ヶ月はニート生活
もともと「仕事を辞めたら1ヶ月はニートしよう」と決めていました。
後になってみると2,3ヶ月分の生活費しかないのに1ヶ月ニートするなんて我ながら呆れます。
ですがこの期間があってよかったなと感じています。(最後に解説)
ニートの1ヶ月は好きな時間に寝て、好きな時間に起きる。漫画やアニメに溺れながら生活していました。
散歩をしながら見つけたパン屋にふらっと寄ってみたりとすごくのんびりしていたと思います。マッチングアプリも初めてやってみました。
そうしているうちに心がだんだんと回復していったのです。
在宅で仕事を始めた
ニートをしながらも仕事のことは少なからず考えていました。食べていけないので。
「家から出ずに働きたい」と思い、いろいろと調べているうちに「webライター」というネット上の記事を書く仕事を知りました。
そして退職から1ヶ月が経ったくらいでwebライターを始めたのです。まだ専業としては食べていけませんが、自分のペースでできるのでストレスは全くありません。
「やりたいことがない」から働いている人
「やりたいことがないから働いている」という人も多いのではないでしょうか。
そんな人にこそ「退職・休職」がおすすめです。
暇な時間をつくることでやりたいことが見つかることもあります。
暇があることで人生を考えるようになる
ぼくは仕事を辞めて暇になったことで自分の人生について考えるようになりました。
時間があることでどうしても「ぼーっとする時間」が生まれます。
そうすると自然と「この先の人生・やりたいこと・やりたくないこと」について考えるようになります。
ぼくの場合は「引きこもりたい」「一人で働きたい」などがありました。
「やりたいことがないから仕事を辞めてみる」というのも選択肢です。
まとめ:仕事なんて辞めてもどうにかなる
SARABAを使った感想
- 毎日のストレスがなくなり、心が軽くなった
- 知っていることで「いつでも辞められる」という安心感がある
- 27,000円の価値はあった
SARABAを使ったことへの後悔・罪悪感
- 後悔は全くない
- 罪悪感は少しあったけどすぐの忘れる
- 退職に理由も許可もいらない
SARABA注意3つ
- 即日退職は100%ではない
- 要望は通るが、相談は微妙
- 「全てを丸投げ」はできない
依頼前の確認事項
- 会社の公式な連絡先(ネットなどに公開されているものに限る)
- 会社に連絡がつく日時
暇になることで人生を考えるようになります。
「仕事はつらいけど生きるためには続けなくてはいけない」なんて状況なら辞めてみるのも選択肢です。
その間はアルバイトだっていいのです。ぼくはその道を選びました。
アルバイトが嫌なら失業保険をもらう手もあります。
退職が言えないならSARABAを使いましょう。
暇な時間は思いついたことを試しながら、のんびりと過ごしてください。